お盆も終わりに近づいた、とある日。
台風が二つ近づき、天気予報は二日共雨。
でも折角の貴重な夏の連休という事で、身体は自然と北アルプスへと向かっていたのでした、、、、、
向かう先は新潟県と長野県の県境となっている新潟県の最高峰、標高2,766 mの「小蓮華山」
そして、あわよくば白馬岳。
登山口は下山後を考え、蓮華温泉から歩きました。
蓮華温泉を発ち、1時間ほどすると天気予報通りポツリポツリと雨が降り出し、見晴らしが良い筈の「天狗の庭」に付く頃にはドシャ降りになってしまいました。
雨の日ならではの景色
「苔」
雨の日は緑の芸術の苔を楽しみながら歩きます。
天狗の庭から雨に打たれながら1時間半ほど歩き、本日のキャンプ地となる白馬大池に到着。
雨の様子を見ながら素早くテントを張り、濡れた服を着替え一休み。
時折降る雨の音を聞きながらウトウトし昼寝。
外の声に目を覚まし外へ出てみると、今までの雨が嘘だったかのように天気は回復。
青空が広がりました!
外へ出て歩いてみると白馬大池は高山植物に溢れておりました。
チングルマ
トウヤクリンドウ
イワツメクサとコマクサ
花と景色を見ながら散歩がてら船越ノ頭まで来ると再びガスってしまったので、テント場へと戻ります。
戻って来てテントの中で読書などしていると夕刻となり雲を茜色に染め、そのまま夜の帳が下りました。
翌朝、早朝4時起床。
星空が広がり、西の空が微かに明るみを帯び始めておりました。
最低限の荷物を持ち歩き始めます。
1時間ほど歩き小蓮華山頂上間近になった所で「1日」が始まります。
新潟県最高峰からの御来光。
徐々に明るさを増し輝く太陽。
周りの景色をオレンジ色に染めます。
白馬大池と奥に焼山火打
白馬三山
唐松、五竜、鹿島槍、そして奥に穂高、槍
緑が美しい雪倉岳
オレンジ色に染まりながら銅剣の突き刺さる、小蓮華山頂上へと着きました。
この天気ですから、あの頂まで行かない訳にはいきませんよね!
昇り続ける太陽と一面に広がる雲海を見ながら白馬山頂を目指します。
小蓮華山から30分ほどで新潟県と長野県と富山県の3県の県境となる三国境へ
更に1時間で人が集まる白馬岳頂上に到着
「こんな晴れるとは思わなかった!」
天気予報を見て来た沢山の人が思い、口にしていた言葉。
最高です!!
白馬頂上から杓子、鑓、鹿島槍、穂高、槍
立山、剱
そして歩いて来た、新潟県最高峰の小蓮華山
富山平野も綺麗に見下ろす事が出来ました。
その後は来た道を戻り、白馬大池でテントを撤収し下山。
来る時は雨で見れなかった天狗の庭からの景色を休憩しながら仰ぎ見、北アルプスの絶景に別れを告げました。
下山後は、もちろん、やっぱり蓮華温泉!!
三条店 坂上