こちらは、旧ブログです。最新情報はhttps://www.west-shop.co.jp/info/をご覧ください。

信濃川の源流登山行

長野県では「千曲川」と呼ばれ、日本一の長さを誇る事で有名な、新潟県民にとって親しみの強い川「信濃川」

 

その「信濃川」が、どこから始まっているかご存知でしょうか?

 

今回は「信濃川」の一番始まりの山、源流の山へ登山に行って来ました。

IMG_1029

信濃川の始まりは山梨県(甲州)と埼玉県(武州)と長野県(信州)の3県に跨る山「甲武信ヶ岳」にあります。

 

信濃川源流は長野県側の「毛木平」から歩き、遡る事が出来ます。

_DSC0004

 

紅葉真っ盛りな季節でしたが、甲武信ヶ岳はカラマツなどの針葉樹林がメインな植生の山域の為、赤や黄色に染まる景色は、あまり楽しめません。

しかし、針葉樹林帯ならではの景観が楽しめます。

 

 

それは「苔」です。

_DSC0003

 

 

近くにある八ヶ岳周辺もそうですが、この甲武信ヶ岳も苔に埋め尽くされた山域で、緑色の絨毯の芸術を楽しむ事が出来ます。

_DSC0014

_DSC0021

_DSC0040

_DSC0067

_DSC0126

 

背の高い木々が生い茂り、薄暗い中に日光が差込み、苔の緑を輝かせます。

_DSC0122

とても綺麗です。

八ヶ岳よりも人気が少ないので、苔の写真を静かに沢山取りたい人にオススメの山です。

 

 

そして信濃川の源流です。

_DSC0012

 

毛木平からの登山道は、信濃川の源流となる沢の横をひたすら登る道となります。

_DSC0022

 

中間地点にある「ナメ滝」

_DSC0025

 

ナメ滝を過ぎ標高を上げていくと、徐々に沢の幅と水量が少なくなっていきます。

_DSC0065

 

沢を渡れる位の幅になり、更に進むと

IMG_1017

 

 

標識のある「千曲川信濃川水源地」へと辿り着きます。

_DSC0069

_DSC0075

 

少し下ると、地中に潜った水が湧き出ているポイントがあり、これが信濃川の始まりとなります。

_DSC0070

そして湧水を一飲み

冷たくて美味しいのは勿論の事、とても感慨深いものがありました。

この一滴一滴、流れのひとつひとつが、あの信濃川へとなっていくんですね~

 

 

信濃川水源地まで来ると、甲武信ヶ岳の頂上まであと少しです。

 

20分ほど登ると頂上の肩部分の尾根に出て、富士山の景色を楽しめます。

_DSC0076

_DSC0078

 

 

更に20分ほど歩くと、周りの木々が無くなり眺望の良い、甲武信ヶ岳山頂に着きます。

IMG_1024

 

 

ちょうど国師ヶ岳と金峰山の間に見える、白峰三山

_DSC0080

 

 

五丈石が目立つ、金峰山

_DSC0084

 

 

クライマーの聖地、小川山。奥には御嶽も見えます。

_DSC0086

 

 

ずらっと並び目を引く、八ヶ岳

_DSC0085

 

 

八ヶ岳と蓼科山の間には、穂高、大キレット、槍の姿も!

_DSC0089

 

 

今日は噴気が見えないおとなしめの、浅間山

_DSC0091

 

 

頂上での景色を楽しんだあと、木賊山、三宝山と歩き

IMG_1031_DSC0110

 

 

鎖場が数箇所あり、少し危険な十文字峠方面へ下り、一回りして下山。

IMG_1036

 

 

信濃川源流と苔の芸術の山「甲武信ヶ岳」

是非、登りに行ってみて下さい!

IMG_1016_DSC0108

PAGE TOP