今や外国人憧れのスキー場となっている白馬村八方尾根。
私の行った時も平日でしたが、日本のパウダーを求めて滑りに来た外国人が半分位を占めると言う盛況ぶり。
この時期の白馬は国内外からの盛り上がり方が半端無いなぁと常々思います。
そんな八方尾根を登り詰め、唐松岳頂上へ行き、そのあと八方池まで戻りテント泊して来ると言う厳冬テント泊ツアーに行って参りました。
唐松岳へは標高1900m近くまでゴンドラとリフト3本を乗り継ぎ、上がる事が出来るため、厳冬期の北アルプスの中でも比較的入山しやすい山。
その為、天気の良い日には国内、国外の兵(つわもの)がこぞって滑りに登られている尾根になります。
私なんかは滑る方は、ギャグがよく滑るだけの素人なもんで、もっぱら雪山は徒歩で登ります。
トホホ、、、、、
ってことで!
8時30分から始まるゴンドラとリフトを乗り継ぎ、3本目のリフトまで来てみますが、まだ動いておらず、いきなり待ちぼうけを食らってしまいます。
風が強い日だと3本目のリフトが動かない日もあるそうで、その場合は1時間ほどプラスしてリフト終点まで歩かないといけません。
テント泊道具の入っている重いザックを背負って、1時間近く多く歩くのは正直、ごめんこうむります。
祈る様に30分ほど待っているとリフトが始動。
良かった!
リフトに乗り込み、左手方向に見える五竜鹿島槍がなんとも綺麗なこと、綺麗なこと。
この景色が歩かないで見れるんですから八方尾根が人気になる訳ですよ!ホント。
真っ白です^^
リフト終点に着き、スノーシューを装着し準備をして歩き始めます。
板を背負って登られている兵が沢山ですね!
八方池手前からドロップしそうな方々。
絵になります。
雪で完全に隠れている八方池を通り過ぎると待ち受けているダケカンバ帯。
毎回、どの季節に来ても綺麗だなぁっと関心するスポットです。
雪の季節は豪雪地なだけあって、背の高いダケカンバだけが広い真っ白な雪原にニョキッと生えて佇んでいるという、、、、、
良いダケカンバが撮れる名産地となっております!
天気も最初は雲が多い晴れ間のある天気で、アルプス側の山の上の方はガスっておりましたが、標高を上げるとガスも逃げる様に上がってくれるという晴れ男パワーを発揮。
何度も撮影した五竜岳頂上は中々ガスが取れそうで取れなかったです。
雲の隙間から光が差し、白と黒のコントラストがとても綺麗。
丸山ケルンまで登ると
今までガスの中だった不帰方面のガスが取れてくれました。
世の中には、あそこを滑り下る人がいらっしゃるそうで、凄いなぁっと眺めます。
私には絶壁の崖にしか見えませんよ^^;
丸山ケルンの先でドロップしている方々。
ここからドロップでも充分凄いですけどね^^;
頂上を目指します。
頂上付近からドロップされると言われていた方々を、バックに五竜を置いて撮影。
ホント絵になります!
ガスの中だった目指す唐松岳頂上も、ついにお目見え。
唐松岳山頂小屋まで着き、一休み。
また絶景すぎる五竜を眺めます。
流石に尾根まで出ると今まで比較的穏やかだった風が、風速20mはあろうか強風に変わり牙を剝きます。
頂上では長居出来ないので重かったザックをデポしてすぐそこの頂上へ
そして登頂。
ずっとスノーシューで大丈夫でしたが、最後の方は12本刃アイゼンで登るのが良いかなと思いました。
唐松岳山頂から剱、立山。
厳冬の剱、立山が見れて感無量でした。
剱岳UP
しかし頂上へ着くとあっと言う間にガスに巻かれてしまい即撤退。
八方池まで帰還した所で初めて白馬三山も晴れてくれました。
そしてテント設営。
強風と言うか豪風の中設営を行ない、なんとか完了し疲れ果て、すぐ夢の中へZZZ
翌朝、起床し風の弱くなっている間にテント撤収。
帰還する所で少し吹雪かれましたが、これもまた絶景でした。
雪山と雲海との曖昧な境界に感動しながら下山完了。
厳冬季の北アルプスの絶景と厳しさを、存分に楽しむ事の出来た二日間となりました。
また天気の良い日に写真を撮りに八方尾根に登ってみたいと思います。
滑りにも行きたいですね!(まだゲレンデですが)
三条店 坂上