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Outsidein Flip-Flop Table “Ripple”

いつもユニークなファニチャーやキャンプギアを作るoutsideinが、ブランド立ち上げから10周年を記念し「Flip-Flop Table Ripple」を作りました。


わくわくしながら箱から出してみると、収納袋が。通常、outsideinのファニチャー類は収納袋が別売りなのですが、嬉しいことに今回のフリップフロップテーブルは最初から収納袋付です。
収納袋も天板を入れるスペースと脚を入れるスペースが分かれています。

上から、脚、天板を支える2本のバー、天板はさらにシートで包まれています。美しい木目の天板を保護する役目です。

早速組み立てましょう。
まずは脚の組み立てから。脚部分を展開します。最初慣れなくてどこまで力を加えていいか戸惑うかもしれませんが、ゆっくり力を入れて平行に2本開いて徐々にすべて広げるイメージです。説明書も同封されていますので、試してみて下さい。真鍮パーツが必ず上を向きます。
天板を受けるバーも通常の丸型仕様と異なり、末端が角型になっています。

バー2本は真鍮のゲートを上にあげてください。

バー2本を組んだら、天板をひっかけてあげます。バーをつける際に辺の長さが均等なので、どこにつけるか迷うことはりません。

波紋やさざなみを意味する”Ripple”。中央の天板から左右に広がる様に波打つデザインがとても印象的です。天板に採用されたブラックチェリーの薄くピンクがかった爽やかな色味と、サイドに使われるブラックウォルナットのやや重みのある色味が絶妙にマッチしています。 形も長方形や正方形ではなく、あえての樽型。

天板をさらに見てみましょう。
Maku-kaku Mid High TableKuru-Karu Mid High Tableのように天板を繋ぐパーツはベルクロ付きのテープではなく、「紐蝶番」からヒントを得たギミックで天板がつなぎ合わせられています。なるべく金属を使わず、かつ10周年のモデルに相応しい作りとして、あえて手間のかかる製法を採用しています。紐を通す穴もすべて座繰りしているので、こだわりが見て取れますね。
outsideinのファニチャーはパーツ1つ1つに対して角を面取りしており、柔らかい雰囲気を出しています。

ブナや桐、オークを使うテーブルが多いですが、Rippleは脚部はすべてブラックチェリー(脚部中心のハブはブナ)、天板にブラックチェリーとウォルナットを採用しています。ブラックチェリーは使い込むほどに赤みがかった飴色に変化するので、表情が変わっていくのも楽しめますね。さらに10年後の色の変化を見てみたいものです。

組み立て時の高さは幅900mm×奥行き630mm×高さ490mm。意外と同社のPatan Ashi-Koshikakeの高さがしっくりきます。
収納の際は逆の手順で。その際に、付属していた天板保護のシートをかぶせて、パタパタと蛇腹に折りたたみます。

今回、10周年を記念して作られておりますが、製造台数が極めて少ないフリップフロップテーブル。ここまで細部にこだわれば製造数が少ないのもうなずけます。

ぜひこのテーブルと一緒に変化を楽しんでください。

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