通行手段が限られ普段は入渓者の少ない
イワナの沢へ。
フォールディングカヤックを使ったアプローチは
楽しむ余裕もなく、沢への期待に漕ぐ手が焦ります。
この沢のイワナは人目に触れることが少ないせいか
警戒心もなく悠然とプールに定位する個体も多く見られ
人影を見ても,あわてて逃げる様子もなく
太古の生き物にふれているような不思議な時間を体験しました。
堰堤工事がなければ、かなりの上流域でも
下流域で生きる回遊型の個体が釣れると言うことが
よくわかります。
カヤックを引いたり漕いだり担いだり、
スコールに見舞われたりと大変な思いをしましたが
終わってみれば次のアプローチの相談ばかり。
それなりの体力と装備が必要でしたが
他にない,手つかずの自然とイワナ本来の習性を
垣間見ることのできる貴重な沢でした。
カトー