お待たせしました。「TANI LS 2P」「TANI LS 1P」「ANDY LS 2P」いよいよ発売開始です。今週末（4/25-26)は、WEST三条店でNEMOの展示会も行います。
日本モデルとして2012年に投入し、NEMOの山岳用テントのベストセラーモデルとなったタニが、さらに軽量でコンパクトに。２人用でミニマム1.30kgの重量(NEMO TANI LS 2P)でありながら、室内幅130cmと広々仕様で2015年モデルから新しくなりました。
2人用の「TANI LS 2P」でも、幕体をヘルメット1個より小さくパッキングできてしまいます。今の道具で揃えれば、ULでなくても、テント泊装備を50リッターのバックパックにまとめることもできそうです。
「TANI LS 2P」の写真ですが、同梱品はペグの付属が5本なので、張り綱など必要に応じて足して使ってください。「J-STAKE M」あたりが、色が見やすくて使いやすく感じてます。
今回の改善点ですが、新しいコーナーアンカーにより、フットプリントとフライのみで自立するので、雨天時の使い勝手も向上しました。15Dのフライシート素材は、これまでの20Dのフライから比べると、一瞬薄く感じてしまいますが、そこはNEMOらしく独自素材でしっかり強度は確保しているとのこと。
フロアも30Dから20Dへと変更されていますので、フットプリントも合わせて用意した方が安心です。前モデルでは、私はテントにフットプリントをつけたまま収納していましたが、今回もなんとかはいりそうです。
・TANI LS 2P用フットプリント
・TANI LS 1P用フットプリント
同じくアップデートのあった、1人用の「TANI LS 1P」は、公称値でミニマム1.16kgとなり、前まであった、ちょんまげ型のサブポールがなくなりました。それでも、こちらもしっかり前室が使えて、快適に過ごせる使いやすいモデルです。
軽量さだけを求めるならば、今年はNEMOからたった770g(ミニマム)の非自立の超軽量テント「Blaze 1P」、2人用で910g(ミニマム)の「Blaze 2P」が発売となります(発売前の情報ですので、変更になる場合がございます)。ですが、一般的な山岳用テントの買い替えや、初めての1張りとして使うのであれば、自立式で設営しやすいTANI LSの方がベストバイといえます。
シングルウォールのANDYも、「ANDY LS 2P」として、なんと、1.76kgから500gもの軽量化を果たし、1.26kg(ミニマム)となりました。シングルならではの広々室内空間と、前室一体型のスリーブ式テントならではの設営のしやすさが特徴です。シングルウォールでは珍しい長辺の前室の設定が人気のテントです。
実際のパッキングサイズを比較してみると、
という感じです。いずれも出荷時と同様に、ペグがはいった状態です。厚さの違いがわかりやすいですね。コンプレッションはまだかけられますので、 幕だけにすればもっと小さくなります。
続いて、出荷時の全部入りの状態での実測重量（タグとステッカーもはいってますので、10gくらい引いてください）。
写真最初から、
・「TANI LS 2P」は1443g
・「TANI LS 1P」は1341g
・「ANDY LS 2P」は1494g
どれもここまで軽くなると、それぞれたったの100gの差、もはや水をひと口ぐらいの差になってきます。
【4/24 夕方追記】
実際にTANI LS 2Pを張ってみました よ。
フライシートとフットプリント（別売）のみで立ち上げられるようになりました。先に立ち上げてから、その吊り下げ式になっているインナーを張ることもできます。
出荷時はインナーテント側についている、「コーナーアンカー」と呼んでいるパーツを、フフットプリントにつけておきます。写真のような形になります。
もちろんWESTの商品は国内正規品ですので、商品にはメーカー保証書がつきますよ。
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