No.30 銀太郎山


30

銀太郎山

ぎんたろうやま

~海谷山塊と並ぶ 越後の秘境~

標高1,112.0m
グレーディング★★★★☆
目安時間3時間20分
問い合わせ先五泉市

※出典 新潟県

スタート

ゴール

体力度

難易度

歩行時間

ルート

累積標高差 登り

累積標高差 下り

かわちや 津川店

藤助小屋キャンプ場

新潟百名山 踏破プロジェクト

登山ガイド 藤本 巧佑

日本平山を下山し次に向かうは同じく川内山塊にある銀太郎山。

今回は「悪場峠」という地形図には登山道が記載されていない場所から入る予定だ。
県道17号線を西側に走れば登山口までは近いのだが、あいにく五十母川に架かる橋より工事中となっておりやむなく迂回することに。

ぐるっと菅名岳を一周するように回り込み悪場峠に着いた時には9時30分頃。
登山口にはなんと車が3台も。
平日+マニアックな山ということもあり終始1人での登山かと思っていたがそうでもないらしい。

登山口は少し分かりづらい

登りはじめは沢沿いということもあり少し藪がうるさく嫌なトラバース箇所もあり。
道も不明瞭なところがあるため慎重に進む。

地味に怖いトラバース

程なくして水無平まで出るともう一方の登山道と合流し明るく歩きやすい道に変わった。
ピンクテープもあるが下山時に分岐を見過ごさないように位置を頭に叩き込む。

ここだけやけに道幅が広く歩きやすい

標高差200mの登りを終えると木六山へ続く稜線へと出る。ここも沢沿いの根っこが多いトラバースや木六山へのショートカットと思われる道が数本あるがあまり踏まれておらず歩きづらいため地形図に沿って歩いた。

木六山手前にある「焼峰の神様」

10時49分、木六山へ到着。悪場峠から銀太郎山までの1/3の辺りだろうか。朝一の日本平山と比べて少し日が射してきており汗ばむ気候。水分、塩分補給をこまめにしつつ小休止。

ここから先はほとんどが尾根伝いに歩く箇所になりすいすいと歩いた。と言ってもまだまだ遠い。

七郎平山のピークは踏まずトラバース気味に行くと目の前に銀次郎山とその手前の小ピークが見えた。

銀次郎山手前の登りを登っていくと何やら機械的な音が。
近づくと登山道の刈り払いをしているようだ。
丁度行くタイミングでの刈り払いは大変ありがたい!

追い抜くときににお礼をして先行させてもらう。
聞いたところ、どうやら登山口に停めてあった車3台共が刈り払いの方の車らしく銀太郎山頂まであと2名が作業しているらしい。

12時10分、銀次郎山へ到着!目の前には目指す銀太郎山が。
目的地が確認できると今までの苦労もなんのその。

銀次郎山と銀太郎山のコル付近で2名の方にお礼をしてピークへ向かう。

12時50分、ついに銀太郎山に着いた。
その先には残雪期にしか行けない五剣谷山、西側に粟ヶ岳と白山、五頭連山とうっすらだが二王子岳も確認できる。

五剣谷山
奥に粟ヶ岳と白山
五頭連峰、二王子岳方面

なかなか来ることのなかった川内山塊の奥地の景色を堪能しながらゆっくり15分ほど休憩し、下山開始。

帰り際に刈り払いの方々に追いつき再度お礼をして足早に下る。
次の不動堂山は距離と標高差が少ないため足の残り具合をあまり気にせず少し走った。

気持ちの良い木漏れ日の中を下り続け16時前に下山完了。

日本平山と同じくひっそりとたたずむ山だが景観に優れ非常に良かった。
気温が高い時やピーカン時は遮るものが少なく距離も長いので調子に合わせた賢明な判断が必要だ。

登頂日
2021年6月2日
今回のコースタイム(登山レベル、体力レベルに合わせ無理のない行程で計画しましょう。)
悪場峠登山口9:34~ 木六山10:49~ 銀次郎山12:10~ 銀太郎山12:50~ 銀次郎山13:42 ~悪場峠登山口15:53


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