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光兎山
こうさぎさん
~女人禁制であった歴史秘めし山~
標高 | 966.3m |
グレーディング | ★★★☆☆ |
目安時間 | 片道 180分 |
問い合わせ先 | 関川村 |
光兎山(中束登山口)
※出典 新潟県
スタート
中束登山口
ゴール
中束登山口
体力度
3
難易度
B
歩行時間
5.5時間
ルート
10.4km
累積標高差 登り
1.02km
累積標高差 下り
1.02km
新潟百名山 踏破プロジェクト
登山ガイド 藤本 巧佑
村上市にある新保岳を下山後、南側に位置する関川村にある光兎山にやってきた。
この山は以前に研修として5月中旬にも登頂した山だ。
研修時は中束(なかまるけ)登山口からの登山だったので今回はもう一つの登山口である千刈登山口から山頂を目指す。
一方の登山口からもう一方までは車道を歩いて2kmほどなので体力に余裕があれば別の降り口に周回してもよいだろう。
千刈登山口の登山ポストにて登山計画を記入して登る。
下越の登山口にはポストが設置されていることが多いので事前に計画書を提出し忘れた場合にも便利だ。
序盤は杉林の中を足を使いすぎないようゆっくりと歩く。
傾斜も緩やかでウォーミングアップには最適だ。
杉からブナに植生が変わるところで分岐が現れる。
ここから先は少し傾斜もきつくなり始めるので一息入れてから挑む。
登山道上は看板が多く存在しているため現在地の把握がしやすい。
この辺りはブナ林が非常に美しく登った山の中でも上位に入る心地よい場所だ。
5月に登った際は雨上がりの登山となりブナ林が非常に美しかったのを覚えている。
季節が進み6月下旬ともなれば以前に比べ新緑がより一層美しく感じる。
奥山を過ぎ鞍部を越えると621m地点の観音峰に辿り着く。ここには小さな祠があり木々の間からは目指すピークの光兎山が見える。
行程の半分ほどの地点だが登り返しがいくつか存在しているためまだまだ遠く感じる。
山頂へと続くピークを越えるたびに景色が良くなりどんどんと気持ちが晴れやかになる。
そしてついに山頂へ。
ここからは下越地方の様々な山が見渡せ、自分が歩いてきた登山道もはっきりと確認ができる。
序盤、中盤、終盤と登山者を飽きさせない登山道と景色に登った山の中でも上位に入るとても好きな山だ。