No.50 毛猛山


50

毛猛山

けもうやま

~人を寄せ付けない猛烈な藪山~

標高1,517.6m
グレーディング★★★★★
目安時間
問い合わせ先魚沼市・只見町(福島県)

※出典 新潟県

スタート

ゴール

体力度

難易度

歩行時間

ルート

累積標高差 登り

累積標高差 下り

新潟百名山 踏破プロジェクト

登山ガイド 藤本 巧佑

記念すべき1座目は雪の残っている時期にしか行けない魚沼市の毛猛山。

この山は雪が少なくなると藪がどんどん濃くなる為、残雪期の天候が安定していて雪が多い時期がベストの山だ。

雪が緩む前にある程度進みたかった為2時半に車を停め準備に取り掛かった。

駐車スペースは国道252線の最終除雪地点を利用した。3、4台ほどのスペースだ。

下山時に撮影

そこから先は取り付きまで4.5kmほどあるので自転車で向かう。

自転車をスノーシェード付近に停め、線路を超え雪上を歩き、まずは鉄塔を目指す。

鉄塔より先は尾根上に踏み跡があり調子よく登ることができる。
イワカガミの群生が凄い!

足沢山直下の標高1000m付近よりしっかりと雪が付いており大変歩きやすい。
ここで日の出を迎える。
太郎助山が朝日に照らされ美しい。

足沢山から地形図1084mピークを越え太郎助山との間のコルのあたりまでは雪が崩れ落ちていたり、グライドクラックがあるためルートファインディング能力が試される。雪が怪しい場合は無理せず藪を漕いだほうが良い。

太郎助山からはほとんど雪上歩きとなっていたため軽い足取りで進めた。

左より毛猛山、中岳、百字が岳

百字が岳、中岳を超え最後に藪漕ぎをすると毛猛山の山頂だ。

中岳より毛猛山を望む
最後の藪がなかなかきつい
三角点と共に撮影

北側には鬼が面山と浅草岳や守門岳。
南側は越後三山、妙高山も見えた。

浅草岳、鬼が面山方面
越後三山方面

帰りは来た道を戻るが雪が緩んできているため慎重に行動する。

足沢山からは踏み跡が明瞭なので、藪漕ぎと比べると天と地の差ほどの歩きやすさ。
自転車を停めたスノーシェードまで1時間30分ほどで着いた。

ポカポカ陽気の中15分ほど自転車を漕ぎ無事駐車場へ到着。

積雪状況や行く時期により難しさやコースタイムが大幅に変わるため余裕のある計画を心がけるべきですね。

登頂日
2021年4月15日
今回のコースタイム(登山レベル、体力レベルに合わせ無理のない行程で計画しましょう。)
駐車場出発2:34~スノーシェード3:04~鉄塔3:25~足沢山5:20~太郎助山6:46~百字が岳7:13~中岳7:32~毛猛山8:01~百字が岳8:55~太郎助山9:11~足沢山10:37~スノーシェード12:02~駐車場12:19


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