【トレイルラン】越後三山日帰り縦走

WESTスタッフの活動記

今シーズンは日帰りでチャレンジしたい山の候補がいくつかある。越後三山もその内の1つだ。
越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山。それぞれが雄大にそびえ立ち、登山者を魅了する山々である。
今回は越後三山森林公園から越後駒ケ岳~中ノ岳~八海山の時計回りで日帰り縦走に臨んでみた。

仕事終わりに車を走らせ森林公園の駐車場で車中泊。3時間半ほど睡眠を取る。

朝眠たいながらも4時30分過ぎに起床し、装備を身につけ5時に出発。
だが出発から10秒程で私の周りを大量の虫が取り囲んできた、アブである。
水無川沿いである為この時期当然といえば当然だが完全に存在を忘れていた。
十二平登山口までは林道の平地になっている為走る予定ではあったが、アブがうっとうしくいきなり集中力とペースを乱される。
乱されたまま走っていると、前方の泥に気付かず両足ともズボリと入ってしまった。
開始5分で早くも心が折れかけた瞬間であった…(笑)

新潟を代表する沢「オツルミズ沢」を渡り十二平登山口に到着。
標高を稼いでいくうちに川沿いから離れていく為いつの間にかアブはいなくなった。

標高800mの辺りで中ノ岳と八海山の間にある荒山やデトノアイソメが綺麗に見えた。

しかしここに来て睡眠不足かアブとの格闘のせいか、集中力が全く無くなり、気が付けばその場に座り込みボーっとしていた。動かずにいると身体が冷えてくる為ウインドシェルとレインウェア上下を着込む。するととても心地よい暖かさにザックを枕に横たわった。この瞬間に「今回は三山縦走しなくていいや。」と思い眠りについた(笑)

目が覚めた時は既に8時30分。1時間半ほど眠っていたようだ。

今日は越後駒だけ踏んで帰ろうと思いながら再度歩き始めたが、思った以上に調子が良くなった。十二平登山道はグシガハナまでは標高差1324mの急登であるがすたすたと歩くことが出来た。グシガハナから先は緩やかな尾根になり少し早歩きで山頂を目指す。

越後駒ケ岳
中ノ岳

9時27分に越後駒ケ岳に到着!心が折れたときもあったが、睡眠後の体のコンディションは万全であった為三山縦走を続行する事にした。

中ノ岳へ向かう天狗平、檜廊下は思っていた程ブッシュは生えておらず走れる区間が多かったように感じた。しかし濃いところは濃く、一部区間はトレースが見づらかった。

藪がもっさり

軽快に飛ばし2時間切りで中ノ岳へたどり着き、中ノ岳避難小屋横の水を補給し行動食を食べる。

避難小屋では現在屋根の修復を行っているそうだ。ありがとうございます。

中ノ岳から八海山は破線ルートとなっており今回の縦走の核心部と頭に入れながら走る。中ノ岳、御月山間のコルに流れている祓川の水が大変美味しかった。

御月山
御月山の中腹より中ノ岳を振り返る

何度と無く日向ぼっこするマムシに遭遇しながら鎖場や岩場を通過する。


岩場、鎖場は勿論注意が必要ではあるが、クライミングの経験が活かされているのか特に危ないと思った場所も無く通過できた。

手前からに荒山、五龍岳、入道岳
ほぼ垂直だが簡単に登ることができた

最鞍部のオカメノゾキからは荒山、五龍岳、入道岳がはっきりと見える。少しづつではあるが歩を進め見上げるたびに近づいてくるピークに今までの苦労が報われていく様な気がした。

足が攣りかけながらも破線ルートを無事通過。14時21分に五龍岳に到着。

標高差の大きい登り返しはこれで最後だと地形図で確認後、気合を入れ直し入道岳へ標高差180mの登りに差し掛かる。

入道岳からは中ノ岳から八海山へと続く稜線がきれいに見えた。

長かった~…


八ツ峰を登るか、迂回ルートから千本檜小屋を目指すか迷ったが八ツ峰のピークを全て踏んでこそ三山縦走であると思い鎖場に差し掛かる。

最後の核心部

脚は重かったが腕は余力があり自分が思った以上にスムーズに抜けられた。

八ツ峰を超えて千本檜小屋にたどり着く。ここからは下りに向けてただ走るのみだ。
時刻はもう16時、平日の夕方ということもあり誰もいない貸し切り状態のトレイルをひた走る。

水も残りわずかとなってきたため、女人堂付近の祓川の水場で水を得ようと思っていたが何も考えず無の状態で走っていたからか水場を完全にスルーしてしまい気が付けば女人堂へ。
戻るか進むか悩んだが登り返しはつらいので2合目の水場を目指すことに…

大崎口との分岐までは平担基調のため非常に走りやすい。
分岐を右に進み大倉口へ。分岐後すぐは少し急な場所があり走りづらいが途中から徐々に走りやすいトレイルへ代わる。

越駒がきれい。下の道路の先が森林公園

2合目で待望の水を手に入れた。のどがカラカラの状態での水の美味しさは格別な物であった。

程なくして八海山坂本神社(登山口)へ到着。

ここから4kmのロードで今回の行程は終了。少し神社下で一息入れようとしたが、またまたアブの大群が押し寄せてくるのでノンストップで走り始める。

最後のランと思い走っていたのだが1km程走ったところで道を間違えてることに気づいた。そこで気力を失い一息入れる。
その後は歩いて森林公園へと向かい無事に越後三山を一周することが出来た。

今回は水の管理が甘かった。水場の把握を十分に行うことの重要性を再認識させられた。
またエスケープできる箇所が少なく、破線ルート上は岩場、鎖場があり多少藪の濃い箇所があった。マムシにも幾度となく遭遇したので踏まないように注意したい。

【コースタイム】
越後三山森林公園5:05~十二平登山口5:34~グシガハナ8:59~越後駒ケ岳9:27~中ノ岳11:13~オカメノゾキ13:39~五竜岳14:21~大日岳(八ツ峰)15:16~女人堂16:17~大崎・大倉登山道分岐16:31~八海山坂本神社17:14~越後三山森林公園18:29

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