冬のレジャー観光地として知られる湯沢エリアは、冬季もアクセスがよく、スノーシューやスキーなど登山以外の山岳レジャーで楽しむことができる。日本の登山の原点ともいえる谷川岳を含め、越後三山など有名で深い山域が特徴だ。海側に目を向ければ、米山がそびえたつ。新潟の中でも懐の深いのが中越エリアである。

　妙高戸隠連山国立公園を構成する、妙高山・火打山・焼山の頚城三山はすそ野も広く、上越のメインを占める山域である。四季を通じて山遊びが可能で、バックカントリーが盛んな地域でもある。南北に長い新潟県において、糸魚川の山域は多くの県民の憧れの山域でもある。中でも、日本百名山の一つである雨飾山からの360度ビューは、圧巻である。

　島の北部にあたる大佐渡山地は、1000mを超える標高を誇る。稜線においては離島の冬季の風の影響で、樹林帯ではなく草原が広がる。個の山域は、海を望むその眺望もさることながら、花のドンデンと呼ばれるほど多様な高山植物が魅力となっている。国中平野をはさんで小佐渡山地も多くの山々があり、市民に親しまれている。