今年もやってきた沢登りシーズン!
お客様に誘われ、6月上旬に行ってきた沢登りについて紹介したいと思う。
今年初の沢登りは谷川連峰の北側に位置し「上越のマッターホルン」の名を持つ大源太山を流れる大源太川北沢を遡行。
朝の6時に旭原登山口に到着。10台ほど停められる駐車場は我々が到着した時にはほとんど満車状態。
首都圏からも近く高速道路のインターを降りてから約20分とアクセスの良さもあり、出発準備をしていても続々と車がやってくる。
思いのほか早く到着したのだが沢の水が冷たいことも予想されたため、のんびりと準備を整え6時30分過ぎにいざ出発。
登山道を約30分歩き、2度目の渡渉地点から入渓。
7か月ぶりの沢にテンションを高めつつ足に伝わる水の感覚を楽しむ。
今回の遡行ではファイントラックの「ドライレイヤーウォーム」と「ラピッドラッシュ」を使用。自分自身が初めての使用ということもありネオプレンや化繊ウェアとの違いも実感することが目的だ。
沢の中に体を入れた際に伝わる水はネオプレンよりも冷たさを感じる。しかし陸に上がった時の蒸れの感覚はほとんどなく実に快適に行動ができた。
入渓後のゴーロ帯に小さな滝をいくつか超えると3条6mの滝が現れる。我々は右から登った。
3mチョックストーン滝は水線突破を試みるも最終的には左壁をへつって通過。
その後の滝も難なく突破し、まっすぐに続くゴーロ帯を話を交えながら歩く。
入渓から2時間30分経った9時、沢の向きがまっすぐから90度右にな向いた7m滝に到着。
垂直にそびえたつ滝に不安を感じながらも取り付くがガバが多くサクッと通過できた。
次の15mナメ滝は左のクラック沿いに登る。
その先には今回一番メインの登攀となる2段25mがあり気持ちも高まっていたが、登った先にはなんと雪渓がっ!
遠目からではその全容は見えず近くまで移動。
雪渓は2段25m滝、見晴台ノ滝、七ツ小屋沢との出合にあった。
滝への取り付きはスノーブリッジとなっており取り付くことは可能であった。
しかし3人の内2人がフェルトソール&チェーンアイゼン、バイルなしであったため登攀後にも雪渓があった時の通過のリスクを考えやむなく撤退。引き返しを選択した。
4、5回ほど懸垂下降をしながら入渓地点まで戻った。
13時30分に登山口に到着。
メインの滝を登攀できなかったのは非常に残念であるがこれからが沢シーズンの本番。
時期を1か月ほど遅らせて再度挑戦してみたいと思う。
今回使用したファイントラックの「ラピッドラッシュ」は水中から陸に上がった時の快適性が高かった!ネオプレンでは蒸れ蒸れ、一般的な化繊ウェアでは冷え冷えになる状況でもこのウェアだとモウマンタイ。
時期が早すぎたので寒かった(笑)が、夏場の沢にはうってつけのウェアであると確信できるものであった。
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