先日、お休みを利用して、テントを担ぎながら北アルプスの槍ヶ岳へと登って参りました。
少し長くなりますがお付き合い下さいませ！
1日目
岐阜県側の新穂高を登り口にして槍平小屋を経て、8時間程掛けて槍ヶ岳頂上直下にある槍ヶ岳山荘へと歩きます。
槍平小屋を過ぎた辺りまでは、なだらかに標高を上げていく歩きやすい登山道でしたが、槍を目指す場合どこの登山道もそうだと思いますが、槍ヶ岳近くまで来ると一気に標高を上げないといけない、急な急な急登が待っています。
標高を上げて来ると見えてくる北アルプスの雄大な景色に癒されながら、少しずつ少しずつ歩を進め、標高3000ｍの稜線に建つ槍ヶ岳山荘へと到着。
着いて早々に、30張り程が張れるテント場にテントを張り、疲れた体を休めます。
翌日、御来光と共に行動を開始。
鎖と梯子の掛かった100ｍ程の崖をよじ登り、槍ヶ岳頂上へ。
頂上では遮るものの無い360°見渡せる眺望が待っていました。
朝日が眩しいほどに輝きを増してきた燕岳方面。
反対側の笠ヶ岳には、その朝日によって映し出された尖がった影が浮かび上がっておりました。
そして、槍ヶ岳と共に北アルプスのシンボルとなっている穂高の峰々。
槍ヶ岳での眺望を一通り楽しんだ後、西鎌尾根を渡り3時間半ほど掛けて双六小屋へと向かいます。
その日は、双六小屋にてテントを張り、ゆっくりして宿泊。
3日目の朝、暗い内に歩き始め、双六岳、三俣蓮華岳を周遊します。
双六岳頂上手前にて御来光を迎え写真家坂上が目覚めます。
ここでも燕岳からの御来光。
ミヤマダイコンソウと朝日。
なだらかな頂上部となっている双六岳は、絵になる写真が撮れる宝庫となっております。
朝日に燃え上がるチングルマ。
そして槍ヶ岳をバックにチングルマ。
三俣蓮華岳を経て、高山植物が咲き誇るお花畑へと下ります。
コバイケイソウと三俣蓮華稜線。
一番咲き乱れていたハクサンイチゲ。
ハクサンイチゲと槍ヶ岳。
などなど双六、三俣蓮華は写真を撮るのが楽しくなって止まらなくなる程高山植物が咲き乱れておりました。
その後、双六小屋へ戻り5時間ほど掛けて新穂高へ下山。
数日後、、、、、
今度は後立山連峰の鹿島槍ヶ岳を登ってきました（笑）
行程は省き、一泊二日、こちらもテント泊にて鹿島槍の頂上に立ちます。
先日登った槍ヶ岳もくっきり見る事が出来ました。
鹿島槍登山の道中にある爺ヶ岳。
鹿島槍北峰と妙高、戸隠の山々。
北峰の右先に射してきた、とても神々しい陽光。
少し雨に降られた時に立山と剱岳の前に虹が出てきてくれたり。
太陽と雲により刻々と変わる鹿島槍の絶景でした。
そして最後に雲海に浮かぶ富士山！
仕事の合間に、とてもとても贅沢な槍ヶ岳三昧をさせて頂きました。
坂上