「カヤック、キャンプ、イワナ」夏をイメージさせる三つのキーワードを満たすべく、皆様より少し早いお盆休みを利用してスタッフ2名で奥只見銀山湖へ。
銀山の中でもボートを使ってしか入渓できない片貝沢を目指す。
1泊2日の遊び道具を積めるだけつんで銀山平を出廷。
片貝沢は数年前に一度訪れてはいるがカヤックを使ってキャンプする工程は初めて。
手つかずの原生林で地元の人に聞いても二言目には「クマが多いよ」と言われるが、どうなることやら…
目の前で大物をバラした様子。「あぁ!!」と大きな声が聞こえた(笑)
春先はルアー、フライでイワナを狙える銀山湖も水温の上がるこの時期はトローリングがメインに。沢もいいが湖の釣りにも目移りしてしまい、しばらく見守ってしまいました。
本湖に流れ込む大支流、北ノ又や中荒沢、平ヶ岳が有する、中ノ又など万年雪から流れ込む冷水により湖の水温は低く保たれ、8月の好天でもカヤックを漕ぎながらうける湖面の風は涼しく心地いい。流石は日本有数の豪雪地帯にある山上湖。
漕ぎ続けること数時間、目指す片貝沢が見えてくる。
沢に到着。バックウォーターのテン場は石がゴロゴロなので今回はハンモック泊を選択。
グリーンのモックは某社のサンプル品をお借りしたもので、まだ詳細はご紹介できませんが、ストイックになりがちな渓流キャンプも快適にすごせる素晴らしい出来栄え。今回のシュチュエーションにも見事にもマッチしていたので購入決定!
肝心の釣りの方は思ったほど振るわず…
沢釣り師さんには元々人気のポイントなのでバックウォーターから容易にアプローチできる区間は相当釣られているらしく出てくるのはベビーサイズばかり。苦労したからと言って必ず釣れるとは限らない、こればかりはしょうがない。
ここで最後、と思った魚止めの滝で何とか夕飯になりそうなイワナをキャッチしてテン場に戻ると相方が焚火の準備をしてくれている。アブに囲まれながら一生懸命に薪をあつめてくれた様子。わずかな収穫にも喜んでもらえ一安心。
いつもより少し贅沢な食事と火遊び道具が持ち込めるのもカヤックキャンプの楽しい所。
久々に食べるイワナでご飯も釣果にとぼしい方が美味しく感じる。これも大事な隠し味。
はげしい夕立にもめげずに地道に火おこし。湿った枯れ木と格闘しながら長い夜をすごす。
昼間は大量のメジロアブ、夜は静かに忍び寄る蚊達。
カヤック、キャンプ、釣り、それぞれに大小様々なトラブルがあった小さな旅ですが、遊びながらも自分たちの生業を見つめなおせる大切な時間になりました。
「遊びも仕事もまだまだこれから!」みたいな話になったような、ならなかったような?
カトー