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【グレゴリー】テント泊から縦走におすすめ登山ザックの定番バルトロ65を徹底解説

今回はテント泊から縦走までにおすすめの登山用ザックについてご紹介していきます。

まずは動画で

グレゴリー バルトロ65

Gregory(グレゴリー)

バルトロ65


現在の価格は税込み¥42,900です。

65、75、85と3サイズ展開で別品番の95PROという最大サイズがあります。
レディースモデルはディバという名前でラインナップがあります。

バルトロシリーズは名実共にグレゴリーのフラッグシップである大型ザックです。
世界各国で数多くの賞を受賞し、このクラスのバックパックのベンチマーク的存在となっています。
グレゴリーのブランドコンセプトである『バックパックは背負うものではない、着るものだ』を最も体現した機能が多数搭載されています。

スペックを見ていきます。
  容量 重量
S 61L 2399g
M 65L 2490g
L 69L 2580g

素材は
ボディ=210Dハニカム・クリプトリップHDナイロン&210D高強度ナイロン
ベース=630D高密度ナイロン
ライニング=135D HDエンボス加工ポリエステル
とポイントごとで使い分けて耐久性と軽量化を両立しています。

最大の特徴が半オーダーメイドともいえるCustom Fittingへの対応です。
背面長が3サイズ、ショルダーハーネスが3サイズ、ウエストベルトは5サイズ、腰の後ろ(ランバーチューン)の厚みは2段階で選択可能で、ユーザー一人ひとりの各部サイズに合わせた適切なサイジングが可能となっています。

同様に、最高の背負い心地を支えているのがレスポンスA3 サスペンションというシステムです。
A3(オートマティック・アングル・アジャスト)ヒップベルトとショルダーハーネスが、それぞれ独立して動く機構を備えており、背負う度動く度に最適なフィット性を提供。歩くルート上に重心を合わせ、エネルギーを節約してくれます。
サイジングと背負い方が正しければ、あとはザック自身が自動で最適化してしまうという素晴らしいシステムです。

これをもたらしている各部を更に見ていくと
・3D AIRヒップベルトとショルダーハーネス
プレカーブ技術と多層構造のライフスパンEVAフォーム構造が圧力を緩和し吸湿速乾性を高める。
・ウィッシュボーン・フレーム
高い強度を持つチューブ状のアルミフレームがバックパネルの周囲を画成し、パックの重さを背下部の中央と腰全体に分散させます。
・マトリクス換気型バックパネル
通気性メッシュに包まれた換気構造フォームは、薄型のバックパネル設計で湿度調整を向上させ、優れた空気の流れを提供。
・コンフォート・グリップ
柔らかく輪郭のあるパッドが、重さを背下部や腰に快適に分散。シリコングリップ・オーバレイがヒップベルトを身体の正しい位置に保つ。
・ウエストベルト右のTPUコーティング、密閉型のヒップベルト・コンパートメントは、YKKアクアガードのジッパー式クロージャーを採用。

と、これだけの機構が最高の背負い心地を提供する為作用しているのです。

更に各部を見ていきます。
ウエストベルト右側にはTPUコーティング、密閉型のヒップベルト・コンパートメントがあり、YKKアクアガードのジッパー式クロージャーを採用して防水機能に優れています。反対側は同タイプでメッシュ素材のポケットです。
アイスアックス/トレッキングポールを留める、取り外し可能なショックコードが両サイドにあります。
右サイドにメッシュの口紐が内容物を確実にキープする、サイドワインダー・ボトルホルスターを配置。通常は収納されていますが引き出してくると立体になる珍しい方式です。パックに対して斜めに位置しており飲み物を取り出しやすいです。
雨蓋のトップリッドポケットは左右からアクセス可能で内部には隔壁が設けられており、行動中に使う小物などを的確に収納可能です。
天蓋の下側にはレインカバーを収納。バックパックよりも大きめにデザインされているので、マットなどを外付けしていても使用可能です。
フロントU字ジップ・パネル搭載で、上から下まで開口し、雨蓋を開けなくてもメインコンパートメントへの素早いアクセスが可能です。
ハイドレーションを収納するサイドキック・パックは取り外し可能でアタックザックとして使用可能です。必要十分な機能を備えています。
スリーピングバッグ・コンパートメントで底部からのアクセスが可能、内部に取り外し可能な仕切りを搭載しており2気室を1気室に変更可能です。

実際に背負って見ます。
今回はMサイズを用意しました。身長173cmで丁度良い感じです。

グレゴリーの他のモデルにも共通する身体にまとわりつくかのような最高のフィッティングはこのバルトロで完成形に達した感があります。
65Lですが大きさも感じさせません。
ショルダーベルトやヒップベルトはメンズモデルとレディースモデルで根本的にデザインが異なっています。

究極の背負い心地を目指したバックパック。値段は他メーカーの同クラスより割高感もありますが、それをカバーして有り余る程の快適性をもたらしてくれること間違いありません。
最初に選ぶのももちろん、いろいろなザックを背負ってきたという方もこれが最後にして最良の選択となると思います。

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