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今シーズン締め括りで、山形県と秋田県に跨る名峰鳥海山へ。
鳥海山に登るのは今回で2回目。以前は2018年の5月15日に行ったのでちょうど5年前でした。その時は祓川コースから七高山まで登り、翌日は鳥海湖巡り。ヘトヘトになったのを覚えています。
朝3時に家を出て、ひたすら北上。新潟~村上~山形とロングドライブですが、不思議と苦にならずに楽しく運転できました。なるべく高速は使わず海岸線をひた走りました。
鳥海山がある遊佐町は、道の駅鳥海、鳥海温泉あぽんの湯、西浜キャンプ場があるので、滑って泊まって、がやりやすいです。キャンプ場は焚火禁止ですがコテージ村も隣接しており、とても便利な場所になっています。
今日はスタッフと合流して、大平口からアプローチしました。雪はだいぶ消えているようでしたが、きつい藪漕ぎとまではいかずかなり楽に登れました。
雪面は固く締まっており、斜度が緩ければツボ足でも。暑くもなく寒くもない天気でとても快適に登れました。
起伏が少なく、目印になるものが少ないのでガスに巻かれたときは要注意です。
鳥海湖へは行かず途中で大休止して、笙ヶ岳方面に足を延ばしました。途中、檜ノ沢に落とすかどうか迷っていましたが、ノール地形&出だしにクレバスがあることと、斜度があり復帰にかなりの時間がかかりそうだったのでパスしました。
そのまま三峰から北斜面を滑って、ピストンで登り口へ。硬めでしたが縦溝もなく快適な滑りでした。
今回使用した新しいギアは、Alpine LogicのSKEATS
アイゼンほど仰々しくなくて、持ち運びサイズもコンパクト。しかしここぞ、という斜面でグリップが欲しい時に威力を発揮するアイテムです。最もグリップ力のあるClaws、グリップも欲しいけどスケーティングもできれば、という方向けのGlide Fins。私はスプリットボードで、とにかくトラクションが欲しかったのでClawsの130mmをチョイスしました。
装着はとても簡単でシールの上からストラップで留めるだけ。スキーブーツのような固いブーツであればその上からストラップで固定して簡易アイゼンとしても使用できます。(実際スタッフの一人はそれでガシガシ登っていました)
肝心の使用感ですが、ツアーブラケットなど何かひっかかるところが無い少しズレる感じがありました。しかしながら、他の方がシートラで登っている所を苦も無く直登できたのでグリップ力は相当あると感じます。もちろん斜度がキツイところや面が氷などで固いことが想定される場合は、素直にアイゼンを持参するべきかと。スケーティングは正直厳しいです。
バックパックやウェアのポケットに忍ばせておけるお助けアイテムとして、かなり有効だと思います。WESTで取り扱いありますので、ぜひお問い合わせください。
長岡店 G