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 2023年8月。ついにNORTENT Mjodhall16入荷しました。

 シルナイロンの素材に、8本のアルミポール、使用するペグの本数も48本と過去に類を見ない強度を誇るモンスタークラスのシェルターです。
 バイキング時代の酒場(ビアホール)を意味する「ミョホドホール」と言います。大きさは確かにビアホールと言って差し支えないでしょう。
 NORTENTラインナップに共通する煙突ポートももちろん装備されています。入口は大開口部2か所、サイド入口2か所どちらもメッシュ装備。縁が比較的立ち上がっているのでデッドスペースも少なめです。(煙突ポート使用の際はポール立ち上げる前にポートをあけておいてください)
 当初、サンプル段階でビルディングテープ(張力を保つためのテープ)が取り外しできるかもしれない とお伝えしましたが、最終製品版は取り外し出来ない仕様のままとなっています。外したまま設営しないための保険と考えましょう。


 こちらで初めてMjodhallを立てた時は今までにないポールワークということもあり、3人で設営しました。が、かなり苦戦しました。ポールをすべてスリーブに通して幕体にかなりの重量がかかってしまったことが原因です。
 後日、ふと本国サイトを見ると、なんと単独で設営している動画を見つけました。え!?このデカイやつ1人で出来るの?とみんなで驚いていました。これだけ巨大なシェルターが易々と立てられており、本当かな?と思い、いざ自分たちも真似してみると・・・ 確かに1人でできる。

 ただ!注意しなければならないのは、Mjodhallは巨大なシェルターだということ。動画内でも雨風のない穏やかな気候で設営を行っていることがわかります。なので、あくまで設営は2人以上を心がけてください。雨風で生地に圧力がかかった状態で1人での設営は、正直難しいと思います。Mjodhallは2人以上での慎重な設営を推奨いたします。
 順番としてはブラック、シルバー(ホワイト)、イエロー、レッドです。2人で反対側を支えあいながら、補助しあいながら行いましょう。

 サンプル段階ではポール自体に色がついていましたが、最終製品版はポールエンドが色分けされています。ポール自体はブラック単色となります。

 サイズですが、16人が寝られる仕様になっているものの、半分の8~10人ぐらいでの使用がいいと思います。オプションはインナーテントとフロアがあります。インナーテントは左右どちらでも付けられますが、煙突ポートやや直下にくるので注意してください。使えないわけではありませんが、インナーと薪ストーブの位置がかなり近くなります。インナーテントは3人くらいでの使用がいいと思います。
 フロアは全面を覆うタイプなので、インナーテントとの使い分けができます。カーブを描くジッパーが中央付近についているので、取付位置によって薪ストーブも問題なく使用可能です。

 Gammeと同じくインナーテントとフロアの同時使用は基本的にできません。バックルを無視してフットプリント的な使い方はありかと思いますが自己責任でお願い致します。
 また、NORTENTのペグに共通して言えることですが、ペグ自体は掛けが浅いので、ペグをかけるテープをぐるっと回転させてテンションを掛けてあげるか、ボトムの部分だけでも掛けが深いペグに変えるといいかと思います。

約20cmの長さのアルミペグです。

 このMjodhallはMHWのストロングホールド、スペースステーション、TNFの2メータードーム、さらにはMSRストームキングなどに代表される、エクスペディションモデルであることは間違いないのですが、意外とユーザーフレンドリーでオートキャンプにも十二分に対応します。

 情報があまり出ていないシェルターで、日本への入荷も極めて少ないそうです。値段もスペシャルな1張りですが、間違いない逸品です。

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