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日本平山
にほんだいらさん
~川内連山の最奥地~
標高 | 1,081.0m |
グレーディング | ★★★☆☆ |
目安時間 | 片道 5時間 |
問い合わせ先 | 阿賀町・五泉市 |
※出典 新潟県
スタート
ゴール
体力度
難易度
歩行時間
ルート
累積標高差 登り
累積標高差 下り
新潟百名山 踏破プロジェクト
登山ガイド 藤本 巧佑
6月に入りそろそろムシムシとしてこようかと言う頃。
今回は前回5月10日に行った粟ヶ岳、白山がある川内山塊のさらに奥に位置する日本平山へと足を運んだ。
本日は日本平山、銀太郎山、時間があれば不動堂山の3座に行く予定だ。
日本平山へは県道17号線(新潟村松三川線)の途中にある中山登山口より登る。
この山は累積標高1000mだが距離は約18kmと長く、銀太郎山も同じく距離が長いため日の出前に出発。
駐車場があるはずなのだが見当たらず仕方なしに広めになっている路肩に駐車させてもらい、準備を整え夜中3時からヘッドライトを点け登山開始。
歩き始めて5分で駐車場を発見…!しかし車を取りに行く時間が勿体なくそのまま登山口より登り始める。
登山道は少し不明瞭なところがあるものの時期的にもまだ草木がうっそうとしておらず比較的快適に歩くことが出来る。
序盤は緩やかに登りつつも少し降りて登り返してを繰り返す。
体を慣らすのにはちょうど良い運動だ。
出発から1時間10分で標高677mの人分山付近を通過。薄明りということもあり人分山の分岐を見逃していた。(下山時に立ち寄りました!)
標高70mほど落としコルに出ると谷沢方面の登山道と合流。この辺りから日当たりの悪い場所に少し残雪が残っていた。
小さな沢にある残雪は今にも崩れそうで慎重に渡る。
4時55分に地形図上にも記載がある大池を通過。
大池を過ぎればトラバース気味で楽ちんと思っていたが、嫌な残雪の処理に苦労する。
また木の根っこの上を歩くことが多くなかなかスムーズに進めない。
景色が開けた場所から「あれが山頂かな。」と見えるピークに期待を寄せるがその場に着くとまだ登りが続いている。
そう思いながら歩いているうちにも徐々に山頂へ近づいて行き、
山頂直下の4、50mの登りを終え残雪を歩くと急に視界が開けカエルの石像が!
ついに山頂に着いたと思った時、いきなり茂みが動いて蹄の音が…
姿は見えなかったもののシカかイノシシだろうか。突然の出来事にめちゃくちゃビックリした(笑)
この日は曇りのためあまり展望は良くなかったが御神楽岳など阿賀町方面の景色が望める。
山頂でザックを下し行動食を食べ、次の行程のため足早に下山開始。
山頂での動物遭遇もあってか、少しガサガサした音がするだけで結構怖い。
サルの群れにも遭遇した。
ピストンのため同じ残雪の上を通り、谷沢への分岐を通過した。
下山時には行きに寄らなかった人分山の山頂も踏んだ。奥に見えるのは白山だろうか?
下りも快調に飛ばし8時過ぎに登山口に到着。
人気がなく落ち着いた登山ができる場所だと思った。
ただその分動物が多いのでカウンターアソールトやクマ鈴等の対策グッズをしっかりと持っていこう。
次は銀太郎山へ。
登頂日
2021年6月2日
今回のコースタイム(登山レベル、体力レベルに合わせ無理のない行程で計画しましょう。)
中山登山口付近駐車スペース3:00~ 人分山4:06~ 大池4:55~ 日本平山5:48~ 大池6:35 ~人分山7:18~ 中山登山口付近駐車スペース8:16