各ブランドでは、ホームページやカタログ上で、サイズ表(チャート)を案内しています。
大きく分けて、2種類のサイズ表がありますので、注意が必要です。
@ 服の寸法 (着丈・袖丈・身幅など)
A 身体のサイズ (ヌードサイズ)
日本人の身長での表記ではないため、わかりにくいかもしれません。
Aのサイズチャートでは、服の寸法ではなく、 自分の身体のサイズ(ヌードサイズ)を
測ってのサイズ選びになっており、メーカーが基準としているボディサイズとなっています。
アークテリクスはカタログ上に、丁寧なサイズ表が掲載されていますので、
ここではそれを例にとってご紹介します。
サイズチャートに記載された数字と照らし合わせるために、
自分のヌードサイズを測ってみましょう。アークテリクスのカタログ情報を元にご案内します。
【裄丈(ゆきたけ)】
首の中心から腕に沿って、手首までの長さを測る。※肩からの測り方、「袖丈(そでたけ)」とは異なります。
【バスト(胸囲)】
胸囲を脇の下で測った数値。
【ウエスト(胴囲)】
ウエストの最も細い部分で測る数値。
【ヒップ(腰囲)】
もっとも幅のある部分で測った、腰の周。
【股下】
立った状態で測る、股からくるぶしまでの長さ。
それでは、実際にアークテリクスのカタログに掲載されているサイズ表をみてみます。
アークテリクスでは、Aのヌードサイズでの掲載となっています。
メンズサイズ表 - アークテリクス
XS |
S |
M |
L |
XL |
|
バスト | 91cm |
97cm |
102cm |
109cm |
117cm |
ウエスト | 74cm |
79cm |
84cm |
91cm |
99cm |
ヒップ | 91cm |
97cm |
102cm |
109cm |
117cm |
裄丈(首中央、背骨〜手首まで) | 81cm |
84cm |
86cm |
89cm |
91cm |
股下(ショート) | 72cm |
72cm |
72cm |
74cm |
76cm |
股下(レギュラー) | 77cm |
77cm |
77cm |
79cm |
81cm |
股下(トール) | 85cm |
85cm |
85cm |
87cm |
88cm |
メンズパンツサイズ表 - アークテリクス
28 |
30 |
32 |
34 |
36 |
|
ウエスト | 71cm |
76cm |
81cm |
86cm |
91cm |
ヒップ | 91cm |
94cm |
99cm |
104cm |
109cm |
股下(レギュラー) | 81cm |
81cm |
83cm |
86cm |
88cm |
股下(ショート) | 76cm |
76cm |
79cm |
81cm |
84cm |
股下(トール) | 89cm |
89cm |
91cm |
94cm |
97cm |
アークテリクスなど欧米サイジングのアイテムでは、
一般に、欧米人に比べて胴が長く、足が短いわたしたち日本人にとって、
着丈や身長で単純に合わせると袖があまったり、ウエストがタイトであったりすることがあります。
「Vol.3」で平置きの実寸値の例をご紹介していますが、
数値にしてみると意外と特徴が異なることがわかります。
ブランドによってはFIT(フィット)といった用語で、
ウェアがどういうシルエットなのかを案内しています。
このFITによってレイヤリング(重ね着)のどのレイヤーとして着るか、
であったり、どういう着方を想定しているかを提案しています。
再びアークテリクスを例にとって紹介すると、カタログでは大きく5つのFITで紹介しており、
下に記載したFITほどゆったりしたデザインであったり、外側に着るようになります。
「NEXT-TO-SKIN」(ネクスト トゥ スキン)
ベースレイヤー(アンダーウェア)で良く出てくるFITです。保温性と吸水性を高めるため、身体にピッタリ沿いフィットするようにストレッチ素材で作られています。厚手のAR.SVのものはミッドレイヤーとしても優れたパフォーマンスを発揮しますのでワンサイズ大き目のものを選ぶのも選択肢の1つです。
代表的なアイテム: Phase(フェーズ)シリーズ
「TRIM FIT」(トリムフィット)
動きやすさをねらったアスレチックフィットとその特徴を共有していますが、より低いボリュームでかさむのを抑えるパターンとなっております。ほかのガーメントの下などに着用するのにも最適です。
代表的なアイテム: CERIUM LT HOODY、ATOM LT HOODY、INCENDO JACKET、MOTUS CREW LS
「ATHLETIC FIT」(アスレティックフィット)
アークテリクスで最も標準的なフィットとなります。その複雑なパターンは人間工学に基づいた形状とガゼットを用いることで極限まで立体化され、かさばりを防ぎ動きやすさを生み出しています。
代表的なアイテム: BETA AR JACKET、THETA AR JACKET、GAMMA MX HOODY、THORIUM AR HOODY、ATOM SV HOODY、STINGRAY JACKET、SQUAMISH HOODY、ETHER COMP CREW
「RELAXED FIT」(リラックスフィット)
ボリューミーなパターンを採用し立体裁断の使用を抑え、ゆったりとした動きやすさを提供します。
代表的なアイテム: SABRE JACKET、COVERT HOODY
「EXP-EXPEDITION FIT」(エクスペディションフィット)
WHITE LINEで中心となっているFITです。アスレチックフィットよりもゆったりとしたカットで、冬の極限環境に挑むことを考えています。エクスペディションフィットフィットっでは幾層かのレイヤリングを前提に、動きを妨げないカットを採用しています。
代表的なアイテム: CADEN JACKET、SIDEWINDER SV JACKET、RUSH JACKET